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2014年9月17日水曜日

かぜ

<かぜ>
☆高齢者の心筋梗塞、半分は無痛性。なんとなく元気がない、AST,ALT上昇、血圧低下など見られたら必ず心電図を。
☆”いつもの風邪と違うところはありますか”と聞くこと。
☆風邪は咽頭痛/鼻汁/咳のうち2項目以上で診断できる。
☆感冒症状で38℃台後半の熱は出ない。インフルエンザ/咽頭炎/肺炎を疑う。
☆インフルエンザでないなら肺炎を疑うこと(聴診、胸写、CRP/CBC-B、若年者の胸痛)。
☆熱の出ないインフルエンザもあるが治療の必要性は低い。
☆発熱から始まる頑固な咳はマイコプラズマかも。迅速診断の感度は50%程度。IgM抗体を測定するPA法で診断する。
☆総合感冒薬のセラピナ1g3包分3、解熱薬としてカロナール200㎎2錠10回分、鼻水止めにアレロック5㎎2錠分2 かアルデシンAQネーザル1瓶1日4回20回分、咳止めにメジコン15mg6T分3かニチコデ散1g3包分3、うがい薬はネオヨジンガーグル50ml(他にアクロマイシントローチ15mg1錠)、痰多い時はビソポロン3錠分3(痰がサラサラになり誤嚥しやすくなるので注意)などを処方し帰宅。
☆高齢者や重篤そうなら採血、胸写、点滴、細菌感染否定できないときはレボフロキサシン(クラビット)100 ㎎5錠分1処方。
☆小児の咽頭痛にはアスベリンシロップ0.5% 4ml+ムコダインシロップ5% 7ml+メプチンシロップ5μg/ml 5mlを1日3回など。
☆粘膜保護のためトランサミン3錠分3処方すると良い。
☆咳嗽時の血痰は粘膜損傷によるものが多い(→ワーファリン/プラザキサ/バイアスピリン服用していないか聞く)。
☆外傷後によるものは、紙に鼻血をたらして、2重丸になってないか見る(師板損傷による髄液漏、頭部CTを)。
☆長期間の気管支炎を繰り返し、痰が多いときはブチブロン3T/3x、クラリスロマイシン1T/1xを投与する。痰でSpO2が低下してるときは、吸引チューブを鼻から上気道に挿入し、咳をさせて痰を吸引すると良い。

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